I have no life. の一言に尽きる、ここ5年くらいの私。
5年前に前の彼と別れてから、、、と言いたいところだけど、彼がいた時も Life があったかというとそうでもないかも。
熱中できるものや、何かに向かっていく目標みたいなものが、40歳を過ぎたころからなくなってしまった。
それまでの世界と変わり始めた祖母が倒れ彼女が切り盛りしていた昔ながらの商店街にあるようなお店を閉店させなくてはいけなくなったこと。当たり前だったことが当たり前ではなくなる瞬間。
その数年後、オーストラリアに来てすぐに出会って20年ほど動物の相棒だった愛猫の老衰死、元彼とお別れが立て続けに起こった。
そんなふうに少しずつ今までの現実が変わってきている中、親しくしていた従伯叔母が亡くなり、大叔父が亡くなり、コロナが始まったと同時に祖母が老人ホームに入居することになった。そして、昨年、自分の父親が突然癌を宣告されコロナ禍の中他界し、そして今年叔父が亡くなった。自分の小さい頃からをみてくれてた人達がどんどんいなくなっていく。現在、祖母は一生懸命生きようとしているけれど、痴呆も進行しているせいか、送られてくる写真の彼女の顔からはだんだん彼女の意志や人格が消えていくように感じられる。
祖母が倒れた頃から、何かが変わり始めていると感覚的にわかっていたけれど、受け入れられない現実から目を逸らしていた中で、スピードを上げて色々なことが変化していった。
これも所謂、人生の中で乗り越えなければならない出来事の一つなのだとはわかっているんだけど。
家族の死が教えてくれたこと、人は年をとって死を迎えるということ。皆んな頭ではわかっていても、本当の意味で感じるのは、自分の身にそれが起きた時。
だから、もう時間を無駄にするのはやめようと心底思えた。
時間は容赦なく、待ってくれなかった。
もう時間を無駄にはしない。
I have no life なんて言ってる場合じゃない。
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