満月の日、財布をフリフリしていたら皆既月食だった夜

オーストラリアでの生活

3月3日は満月でした。

開運大王の2026年の開運手帳に

「満月の光を浴びながらお財布をフリフリすると良い」

と書いてあったので、これはやってみよう!と思い、夜を待っていました。

午後10時半ころ外に出て月を見上げると、

なんだか赤いような、橙色のような、妖艶な色の満月が小さく見えました。

あれ?

満月ってこんな色だったかな?

ちょっと不思議に思いながらも、

さすがに家の表で夜の月を見上げながらお財布をフリフリするのもどうかと思い、

自分の家のバックヤード、いわゆる裏庭側に月が回ってくるまで待つことにしました。

そして午後11時半ころ、裏庭から月を見上げてみると。

あれ?

三日月?

え・・・なんで?

一瞬、頭の中で

「え、わたし酔っぱらってる?」

と考えました。

いやいや、今日はお酒飲んでないし。

月を見ながら、ちょっと自分を疑う。

でもどう見ても、さっきまで満月だったはずの月が

三日月みたいになっている。

慌ててスマホで調べてみると、

この日は満月であり、しかも皆既月食だったことを知りました。

テンションが急に上がります。

皆既月食といえば、もちろんサングラス😎。

そう思い立ち、家の中に戻ってサングラスを取りに行き、再び裏庭へ。

夜の裏庭は静かで、少しひんやりした空気。

遠くの近所から機械音のような音だけが、低く聞こえてきていました。

空は月のまわり以外は黒く、

その黒い空の中を

うっすらとした雲が結構な勢いで流れていくのが見えました。

夜空は静かに見えて、

実はちゃんと動いているんだな。

私はサングラスをかけて空を見上げ、

時々お財布をフリフリしながら、月を眺めていました。

月は満月に戻っていく途中のようで、

少しずつ、少しずつ光が広がっていく。

皆既月食の最中を見られるなんて、

2026年3月3日午後11時50分(オーストラリアメルボルンにて)
2026年3月3日午後11時54分

偶然とはいえ、なかなかないことです。

月をまじまじと眺めたのは、いつだったかな。

ふと、子供の頃のことを思い出しました。

父が天体望遠鏡で土星を見せてくれたときのことです。

父は「ちょっと見て」と言って、

望遠鏡をのぞかせてくれました。

私はレンズの向こうを見て、

思わず声をあげました。

え、これ土星?

輪が本当にあるんだ。

子供だった私は、それがとても嬉しくて、

なんだかすごく感動していました。

そんな記憶を思い出しながら、

裏庭に一人座り、サングラス姿で月を眺める私。

そして、時々思い出したようにお財布をフリフリ。

月食を見ながら財布を振っている人なんて、

ラッキーがダブルできたーーー!!って感じ。

その時間はとても不思議で、

少し特別な夜になりました。

そして月はどんどん明るくなり、

暗かった裏庭に灯りがともったように感じました。

月の淵がキラッ、キラッと光って見えたり、

月の周りに青い光がもやもや、ふわふわと揺れて見えたりして、

幻想的な光景を目の当たりにして、夜中まで随分と長くサングラスをかけたまま裏庭に佇んでしまいました。

途中で雲が流れてきて、

月が隠れてしまうのではないかと少し心配になる瞬間もあり。

けれど不思議なことに、

雲は月の前を通っているはずなのに、

月の部分だけ丸く穴があいたように見えながら移動していきます。

まるで月が

「私はここにいるよ」と

自分を主張して、雲に隠れないようにしているみたい。

月って、いつも目には見えているけれど、

ただそこにあるものという感覚でしか見ていなかった気がします。

この夜の月は、まるで生き物のように感じました。

光に動きがあり、

月の周りを囲む青い光も見えていました。

エネルギーを感じるような、不思議な感覚。

綺麗な宇宙の輝きを見せてもらえたようで、

なんだかありがたや〜という気持ちになりました。

そういえば今年は、日本に帰国したとき、

東京から横浜へ移動し、横浜から新幹線に乗るときに

ドクターイエローを見ることもできました。

なかなか見られないものを、偶然見ることができる年なのかもしれません。

そんなことを思うと、

なんだか今年は少しワクワクします。

あまりに感動したので写真や動画も撮ってみたのですが、

スマホではきれいには撮れませんでしたが、月が欠けている様子だけは写真に残すことができました。

父がよく月の写真を撮っていたことを思い出しました。

ちゃんとしたカメラで撮っていたので、

私の写真とは雲泥の差です。

満月に戻るのを見届けて、

少し余韻を楽しんでから家の中に入りました。

メルボルンは夏の終わりとはいえ、

この日の夜はかなり涼しかったので、ぶるぶるっとしてきたので月観察、お財布フリフリ行事も終了。

寝る準備をしてから、

ふと思い立ってもう一度裏庭へ。

空には、さっきまで眺めていた満月。

私は空を見上げて、小さく

「おやすみ」

と言いました。

ちなみにこの月を眺めている間中

JJちゃんは外に出たくてドアの向こうで

にゃーにゃー鳴いていました。

2026年3月3日午後11時41分(オーストラリアメルボルンにて)

でもJJちゃんは外に出ると人が変わったように、いや、猫が変わったようになり、

ワイルドな猫に変化して塀を越えて大冒険に出てしまいそうなので、

今回はドアの向こう側でお留守番です(しかも満月ですしね)。

写真にはうまく残せなかったけれど、

あの夜の月の光景は、

私の記憶の中に保存されました。いいものを見た。

月と過ごした、静かな夜でした。

2026年3月4日午前12時26分(オーストラリアメルボルンにて)

コメント

タイトルとURLをコピーしました